ブラジル日本文化福祉協会

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第69回ドミンゴコンサート

kakizakai6月1日午前11時、文協の小講堂にて第69回文協ドミンゴコンサートが開催されます。日本から尺八演奏の第一人者である柿堺香をはじめ、ブラジルに縁とゆかりがあり、伝統ある日本音楽に携わる演奏者、北原民江(琴), 渕上広志 (尺八) 、シェーン・リベイロ氏(尺八)を迎えます。 

楽器としての尺八は、江戸時代にお坊さんがお経を上げるかわりに尺八を吹いたのがはじまりと言われています。当時は一般の人は吹くことができませんでした。明治時代になってからは、誰でも吹ける楽器として広まりました。

奈良時代に中国大陸伝来の「コト」はそれより前の弥生時代に生み出されたとされる日本古来の「こと」と融合し、音楽を愛する人々の手を経ながら次第に洗練され、現在の琴になりました。

長い歴史を誇る両楽器の風情ある音色で癒され、小さな秋を見つけてはどうでしょうか。きっと月曜日から、活力のある1週間になりますよ。

プログラム
本曲
1-虚空
2-鶴の巣篭り
3-鹿の遠音
新曲
4-春の海-宮城道雄
5-月光-福田蘭童
6-利根の舟唄-福田蘭童
7-月草の夢-福田蘭童

イベントは入場無料ですが、聴衆は保存のきく食料品1キロを持参することで協力することができます。この第69回コンサートにおいて集められた食料品はすべて社会福祉法人こどものそのに寄付されます。

社会福祉法人こどものそのはイタケーラ(サンパウロ市の東地区)に位置する非営利団体であり、現在22歳か60歳の年齢層の精神障害をかかえる約80人の人々へのケアーやサポートを提供しています。

入園者の食事のために協会は月に500kgの米を準備し、頃末アンドレ会長によるとこの需要は食事を用意するスタッフの大きな愛情によって、またたくさんの米、フェイジャオン、油など日々の消費アイテムによって満たされています。

味わい深い日本の音楽に耳をすませて、心ゆくまでお楽しみください。あなたの寛大な寄付によってこどものそのへの支援をよろしくお願いいたします。

第69回ドミンゴコンサート
日時: 2014年6月1日 午前11時(開場は30分前)
場所: 文協小講堂
Rua São Joaquim, 381 – 別館3階 - Liberdade - São Paulo - SP
(地下鉄サンジョアキン駅近く)
問い合わせ: (11) 3208-1755

コンサート

文協音楽委員会(本田ジュリア委員長)は、年間を通じて4回もしくは5回、文協ドミンゴコンサートを開催しています。 クラシック音楽を促進することに加えて、保存のきく食料品の寄付を通して慈善団体活動を支援することを目指しています。

柿堺香

柿堺香氏は埼玉県秩父出身で、琴古流尺八を学び、後に横山勝也氏に師事しました。NHK邦楽技能者育成会卒業し、全日本熊本県邦楽協会演奏会では優勝という成績を残しました。
柿堺氏は、世界的に知名度の高いオーケストラ・ニッポニカやNHK交響楽団、サンクトペテルブルク交響楽団から演奏者ゲストとして招待を受けました。
05年にコロラド州で開かれたロッキー尺八キャンプ、01年、04年、06年、08年にオーストラリア尺八フェスティバル、そして07年フランスで行われたサマーフェスティバル尺八に講師として参加しました。
また、バルセロナのカタルーニャ高等音楽院(ESMUC)、アメリカのカリフォルニア州、ポモナ大学およびカリフォルニア芸術大学にて講習会を行いました。
91年、横山勝也による「福田蘭童名曲集(ビデオ)」、95年「竹韻~横山勝也・尺八の世界(CD)」に参加し、03年には自身初となるソロアルバム「古典尺八」をリリースし、08年に「古典尺八2」を発表しました。さらに97年、第3回長谷検校記念全国邦楽コンクール優秀賞受賞しました。(尺八の部第1位)
柿堺氏は世界の様々な国で演奏をしてきました。今までにギリシャ、フランス、アメリカ、スペイン、オーストリア、カナダ、日本、イタリアを回り、今年2014年初めてブラジルでコンサートを開催し、尺八の講義とワークショップを実施します。

北原民江

tamie山口県出身で、幼い頃から琴を学び始め、後に三味線も弾くようになります。96年に日本正派邦楽会から”Uatahito”という芸名が与えられました。以来、生徒たちの指導にあたる上で、特に子供や若者に力を入れています。ブラジル日本音楽協会のメンバーであり、ブラジル日本正派邦楽会、琴の部門の委員長を務めています。

シェーン・リベイロ

shenシェーン・リベイロ氏は、サンパウロ州ボトゥカトゥ市出身です。15歳の時にフルートを吹き始め、1987年には、尺八を学ぶために東京藝術大学へ留学しました。卒業後、人間国宝であり尺八演奏者の山口五郎氏に弟子入りしました。
1999年天皇両陛下の御前で演奏する機会に恵まれました。また、シェーン氏は、”Brazilian Music for the Shakuhachi”(尺八のためのブラジル音楽) 、” projeto que uniu a flauta tradicional japonesa à música popular brasileira”(尺八演奏によるブラジル音楽)など 6枚のアルバムで演奏しました。
03年ブラジルに戻り、スタジオ” Salaviva da Associação Cultural Cachuera!”(滝のように活気のある教室)を立ち上げました。今までに、ブラジル、日本、ヨーロッパ諸国に位置する、クラシック音楽界において名高い伝統あるホールで演奏を披露しています。
2012年には、師の芸を継承し、後世に伝えるために作られた組織である竹盟社を母国(ブラジル)に置く許可を得ることができました。現在、シェーン氏はブラジル日本音楽協会の運営に携わっています。

渕上広志

hiroshiフルート学士号を持つ渕上氏は現在、カンピーナス州立大学芸術学部にて尺八の発展を目指し研究に励んでいます。2009年以来、サンパウロ研究振興財団から奨学金の援助を受け、2013年には東京へ留学を果たしています。留学先である尺八研修館では、菅原久仁義氏、柿堺香氏の教え子でした。
渕上氏の尺八に関する論文が学術誌” Opus ”に掲載され、南アメリカやブラジルで開催された学会にも招待を受けました。
2013年、カンピーナス州立大学交響楽団の一員として、世界の舞台に初めて立ちました。舞台では、ブラジル人作曲家トマス・ビタウ氏が尺八演奏のために書き下ろした演目”musashi”を披露しました。これまでに、ブラジル・アルゼンチン・パラグアイ・日本を回り、活躍しています。

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