E-news - 文協デジタルニュースレター
Bunkyo e-newsは、デジタル版の文協活動広報誌で、紙の使用を削減するという時代の傾向に対応したものです。なおかつ情報をサイトのコンテンツに沿わせて発信することで、読者に対し一見するだけで素早く情報を提供することが可能となりました。
ちなみにこのニュースレター「Bunkyo e-news」は、文協会員はもちろん、文協が主催した様々なイベントに参加した一般の方々へも送信しています。
文協60周年記念史 – 過去、現在、未来(編纂・原田清)
文協60周年記念史は、宮坂国人財団の支援を受け、編纂委員会・原田清委員長の下24名の筆者により、記念史初となるポルトガル語で編纂されました(12章/335ページ)。表紙は日系社会を代表する画家、若林和男氏が手がけています。
全て日本語で編纂されていたこれまでの記念史をポルトガル語で編纂するに至った経緯として、日系一世や二世が築いてきた日系社会の歴史をブラジルで生まれ育った日系子孫はもちろん、ブラジル全土の人々に伝え残したいたいという強い想いがあったからだと言えます。

「感謝と希望」- ブラジル日本移民110周年記念祭典事業報告書
2018年のブラジル日本移民110周年記念における様々な記念事業に対する活動報告がまとめられた一冊。(オールカラー/日伯両語/100ページ)。
眞子さま110周年祭典での特別な輝き/ロゴマーク-「鶴」に感謝の気持ちを託して/リッファ(協力券)資金調達キャンペーン/開拓先亡者追悼慰霊法要/ /ブラジル日本移民史料館近代化プロジェクト/110周年記念遺産国士舘大学スポーツセンター/特別座談会:記念祭典事業を振り返ってなど。
その中でも特に、眞子さまのご臨席を賜った「ブラジル日本移民110周年記念公式式典」および、式典を挟んで行われた「110周年記念式典芸能ショー」の活動報告に焦点を当てて書かれています。

短編小説集 - 文協にっけい文芸賞
2012年に開催された第1回目のコンテストでの作品は、2015年に「Duas cenas, um muro?」というタイトルで出版。2014年に開催された第2回目のコンテストの作品は、2018年に「キホーテ様」というタイトルで出版。2016年の第3回目のコンテストでの作品は、2019年に「Sabores de Vida」というタイトルで出版されています。


山本喜誉司賞 - 農業分野における功労者賞
編纂:山添源二/アルフレド・ツネイチロウ
2015年に山本喜誉司賞委員会創設50周年を記念して出版されました。この賞名の由来となった山本喜誉司氏は、コーヒー栽培の害虫駆除に有効なウガンダ蜂の研究で母校東京大学から農学博士を授与されるなど、ブラジル日系社会はもとよりブラジルにおける農業の分野で多大なる貢献を成しました。そんな山本氏が特に力を注いでいたのが、農業における後継者の育成でした。その志を引き継ぐ形で、日系人農業従事者の中より、農業に大きな貢献をされている方を顕彰しています。
工芸史展開催にあたって
工芸史展実行委員会の編纂で2012年に出版。。1960年代に発足したサンパウロ工芸作家協会および文協工芸委員会に関わった芸術家たちの軌跡をたどり、先人たちの残した過去あるいは過去の一部を蘇えらせ、これから世代の人々の脳裏に日本の伝統工芸の真髄を記憶してもらう事を目的として作成された。