3年半の勤務を終え、ご栄転のため日本に帰国された三輪昭大使に代わって、梅田邦夫氏が「駐ブラジル日本国特命全権大使」の任務に就かれます。去る3月4日(火)午後、梅田邦夫新駐ブラジル大使は羽田空港を発ち、ニューヨーク経由で無事首都ブラジリアに着任されました。
梅田大使は、広島県出身の59歳。1978年に京都大学法学部卒業後、外務省入り。在インドネシア日本国大使館一等書記官、大蔵省主計局主計官補佐、アジア局地域政策課長、在リマ日本国総領事館総領事、国際連合日本政府代表部公使、人事課長、アジア大洋州局参事官、中国公使、南部アジア部長を経て、2012年9月国際協力局長に就任され、そして今回の駐ブラジル日本国特命全権大使就任へと至ります。
特命全権大使とは外交使節団の長であり 、接受国の元首に対して派遣され、外交交渉、全権代表として条約の調印・署名、滞在する自国民の保護などの任務を行ない、国際連合などの国際機関の 政府代表部に対しても派遣されます。そうした多くの任務に加え、今年は特別なミッションがあります。6月12日に開幕する第20回サッカーワールドカップ(W杯)がここブラジルで開催されるのです。さらに2015年は、日本とブラジルの修好通商航海条約締結120周年の記念の年で、同年1月からさまざまなイベントが催される予定です。
たくさんの重要任務が控え、重圧がかかる中ですが、1月24日に都内のザ・ペニンシュラ東京で行われたアンドレ・アラーニャ・コヘア・ド・ラーゴ駐日ブラジル大使の歓迎会で、駐ブラジル大使に着任されることが決まっていた梅田邦夫氏は、「前々からブラジルへ行きたいと思っていたので大変喜ばしく思います」とコメントしました。ブラジル日系社会にとって何ともうれしく頼もしいお言葉です。今後行なわれる数々の重要イベントを支持して、日系社会として梅田大使を盛り立てていきたいものです。
そんな梅田邦夫大使への歓迎の意を表すとともに、ブラジルにおける今後の御活躍を祈念して、日系団体共催により、ささやかではありますが歓迎会を開催いたします。どなたでもご参加いただけます。この機会に梅田大使や日本の外交に接してみるのはいかがでしょうか。
日時 : 2014年4月10日(木)19時30分
(開始30分前に受付へお越し下さい)
場所 : ブラジル日本文化福祉協会(文協)・貴賓室
Rua São Joaquim, 381 – 2º andar – Liberdade – SP
(地下鉄サンジョアキン駅より徒歩5分。駐車場あり Rua Galvão Bueno 540)
会費 : 80レアル
出席ご希望の方は、4月7日までに氏名と役職を文協事務局(担当: ヘジーナ/アウローラ)までご連絡下さい。
連絡先 電話(11)3208-1755
E-mail: evento@bunkyo.org.br