日本にも日本舞踊という伝統的なダンスである舞(まい)と踊(おどり)を合わせたものがありますが、日本人にとってダンスという習慣はあまりなじみのないものです。しかし、世界的に有名なリオのカーニバルが象徴するように、ブラジル人にとってダンスはサッカーと同じく生活の一部です。いつでもどこでも踊ります。小さな子供も上手に踊りますし、年配の人たちも踊るのが大好きです。
そんなダンスをこよなく愛するブラジル人たちが毎年楽しんでいる文協会員拡充委員会(上辻照子委員長)主催の第6回「ハワイの夜」慈善ダンスパーティーが、今年も4月5日(土)午後7時から11時半頃まで、文協ビル体育館にて開催されます。300人ほどの参加が予定されており、チャチャチャやサンバ、ボレロやセルタネージョなどの様々なジャンルのダンスが行なわれます。
前回は約350人が来場し、開始予定時刻より1時間早い午後6時から、会場では人が踊りだす程の盛況ぶりでした。多くの非日系人も 集まり、多彩な生演奏のリズムに合わせ、思い思いにステップを踏んで楽しみました。参加者の韓国出身の女性は、「韓国では年配の人たちがこのような大きなダンスイベントを開くことが無いのでびっくりした。色んな人と踊れて楽し かった」と笑顔で感想を語りました。どんなに華やかな服装も派手な衣装も、どんなにはしゃいで踊っても、このダンスパーティーでは“OK”です!上辻委員長も「ダンスは楽しいもの。大勢の方に来てほしい」と述べて、大いなる盛り上がりを期待しています。
日本では音楽やダンスは沢山ある楽しみのひとつでしかないかもしれませんが、ブラジル人にとって音楽とダンスは生活になくてはならない大切なものです。ブラジル人の感性の豊かさはこんな生活の中にあるのかもしれません。過去に文協ダンスパーティーに参加した方も初めての方も、若い方も年配の方も、食べて、踊って、第6回「ハワイの夜」慈善ダンスパーティーをお楽しみください。バンドなどの生演奏もあり、すしや焼きそばなどの夕食も販売され、いろんな商品が当たるくじ引きも行なわれます。前売り券25レアル、当日券30レアルとなっていますので、前もってお買い求めになるようお勧めいたします。イベントの収益は文協ビル改修工事費に充てられます。
文協では毎週木曜日午後5時から7時まで、各種ダンス教室も行なわれていて、30代から80代まで幅広い年齢層の方たちが参加しています。いろんな種類のダンスを学びたいという方大歓迎です。参加費は文協会員の方は60レアル、非会員の方は70レアルとなっています。
第6回「ハワイの夜」慈善ダンスパーティー
日時: 2014年4月5日(土曜日) 午後7時から午後11時半まで
会場: 文協ビル体育館
Rua São Joaquim, 381 – Liberdade – São Paulo-SP
(地下鉄サンジョアキンより徒歩5分)
参加費用: 前売り券25レアル、当日券30レアル
問い合わせ: 11・3208・1755、マリサまで