2014年春の叙勲

来る6月5日(木)19時半より、日本政府による「2014年度春の叙勲」受章式典が行なわれます。日本において勲章は、天皇の名で授与されます。日本国憲法第7条7号は天皇の国事行為の一つとして「栄典を授与すること」を定め、同条を根拠に「栄典」の一つとして天皇が勲章を授与します。

旭日章は「社会の様々な分野における功績の内容に着目し、顕著な功績を挙げた者」に授与されます。今年のサンパウロ州からの受章者は次の4人です。下本八郎氏、旭日中受章。森口イナシオ忠義氏、旭日小綬章。菅野鉄夫氏、旭日双光章。川村万里子氏、旭日単光章。

モルンビー地区の福嶌教輝総領事公邸での正式な授与の後に行われる式に、表彰者の家族や34日系団体の代表者たちが集まって4人を祝福します。日系社会からこうした功労者が出るのは本当にうれしいこと、誇らしいことです。

hatiro shimomoto
下本八郎氏
下本 八郎(しももと・はちろう)氏。78歳。1971年から99年までサンパウロ州議を連続8期29年にわたって務め、日系社会・日系人とブラジル社会のために尽力しました。また、サンパウロ州州議会伯日友好議員協会会長(18年間)、ブラジル日本文化福祉協会監査役、サンパウロ日伯援護協会役員、ブラジル日本語学校連合会会長など歴任し、文化、福祉、日本語教育の向上・普及に貢献しました。

ignacio moriguchi
森口イナシオ忠義氏
 森口イナシオ忠義(もりぐち・いなしお・ただよし)氏。79歳。1984年からサンパウロ日伯援護協会理事に就任。2011年4 月に会長を勇退するまで副会長、会長を歴任し活躍しました。2009年8月に完成した援協社会福祉センター建設で建設委員長を務めるなど、邦人及び日系人の医療・福祉の向上 に尽力しました。

tetsuo kanno
菅野鉄夫氏

菅野鉄夫(かんの・てつお)氏。85歳。パライーバ地方日系団体連合会会長、元サンジョゼ・ドス・カンポス文化協会会長として日系社会の発展、ブラジル社会との融和に貢献。サンパウロ日伯援護協会評議員会副会長、元カンポスさくらホーム経営委員長としてブラジル在住邦人と日系人の医療・福祉の向上に尽力しました。

marico kawamura
川村万里子氏

川村万里子(かわむら・まりこ)氏。85歳。日本語学校「松柏学園」設立者で同学園長。約60年にわたって日本語教育に取り組み、優秀な人材を輩出するなど日本語普及に尽力。大志万学院の設立、教育方針を決定し、同学院を保育園から小・中等部を擁する有名進学校に育て上げました。現在も園長職の傍ら、教壇に立ち日本語の普及に努めていますが、日本語のみならず、茶道、書道、生け花、柔道など、日本文化の継承・普及に努めてきました。

「2014年度春の叙勲」受章式典
日時: 2014年6月5日、19時半より
場所: 文協貴賓室
Rua São Joaquim, 381 – 2º andar – Liberdade – São Paulo – SP
会費: 80レアル
式典の準備がございますので、出席を希望なさる方は6月2日までにアウローラかレジーナまでご連絡願います。
問い合わせ: (11) 3208-1755 – Eメール: evento@bunkyo.org.br

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