ブラジル日本文化福祉協会(以下、文協)恒例の聖州サンロッケ市の国士館大学スポーツセンターでの桜祭りは、6月最後の週末である28、29の両日、8時から17時までの日程で開催されます。
今年の桜祭りには、サッカーのワールドカップの試合の中継も含まれています。ブラジルは決勝トーナメント進出が決まっていますので、どうか、自宅で応援する代わりに、桜祭りに参加する方々と共に、心を合わせて応援をしましょう。
今年も例年同様、皆様から好評の食の広場1とバザー、野菜や果物、季節の花の販売コーナーが設けられます。食の広場1では、新しいメニューや飲み物が加わり、ご来場の皆様を堪能させてくれる事でしょう。
体育館のそばに設けられたショーの広場と食の広場では、ブラジルでもお馴染みとなった日本人歌手の中平マリコ氏や、ブラジルで一連のイベントを行う日本のシンガーソングライター、ナシルの歌などの新たな音楽の演目も楽しんでいただけます。
舞台での演目は以下の通りです(当日になって変更される可能性があります)。
6月28日(土) | 6月29日(日) |
9:00 – ケン・ヤマザト氏 | 9:00 – ケン・ヤマザト氏 |
9:30 – 国士館剣道 | 9:30 – シア・バラライカ(ロシアのダンスや民族舞踊) |
10:00 – 龍舞太鼓(イビウナ) | 10:00 – イビウナ文協による武道の演技 |
10:20 – 中平マリコ氏(日本人歌手) | 10:20 – 藤間日本舞踊教室 |
11:00 – 開会式 | 10:40 – 平田ジョー氏 |
12:00 – 中瀬リカルド | 11:20 – マリーザ・エスシェル氏(バレエ) |
12:30 – エジソン・ミヤバラ氏 | 11:40 – エジソン・サイトウ氏と Y.ES バンド |
13:00 – 平田ジョー氏 | 12:40 – ネッテ・サウマ氏(ベリー・ダンス) |
13:40 – Nature’n ソウル・クルー | 13:00 – 伊藤カレン氏 |
14:00 – 石田エディガル氏 | 13:40 – コルプス・ライン(モジ・ダス・クルーゼス) |
14:30 – ゴールド・アンド、サイバー(ドイツ) | 14:00 – 中平マリコ氏(日本人歌手) |
15:00 – フェルナンダ・ナカイ氏 | 14:40 – 鈴木マリアナ氏 |
15:20 – ボリビア民族舞踏協会 | 15:00 – 戸塚マリ氏 |
15:50 – ナシル(日本人歌手) | 15:20 – こだま会(ヴァルジェン・グランデ・パウリスタ) |
16:10 – ニテン研究所(ソロカバ支部) | 15:40 – チロル・タップダンス・グループ(オーストリア) |
16:30 – ロシア民族舞踊グループ、タマラ | 16:10 – 国士館剣道 |
体育館のそばの第2セクターでは、大人も子供も関心を持っている野球のワークショップが行われます。ここには、バッティングケージ、ストライクゾーン、ピッチングケージ、野球の基本を学ぶスペースが設けられます。このコーナーは、ブラジル・リトルリーグが、ブラジル野球・ソフト連盟、米国のメジャーリーグの協力を得て運営されます。
野球をテレビ中継で見た事が何度もあっても、実際にバッティングをしてみたり、投げた球の速度を確認したり、ストライクゾーンに球を投げ込んだりする事は、非常にエキサイティングな瞬間となるでしょう。
スポーツに関心のない人のためには、今回の桜祭りでは初参加となる陶芸教室(ワークショップ)といった新しい文化イベントも用意されています。同コーナーでは複数の陶芸家達が作品を作るのを手伝ってくれます。
文化コーナーでは、凧、生け花、盆栽、折り紙、パッチワーク、日本の作法といったワークショップ、また、餅つきの実演もあります。
体育館での目新しい行事としては、ブラジル創価学会インターナショナル(BSGI)によるエコロジーに関する二つの展示が挙げられます。一つは「希望の種」と名づけられた写真展で、もう一つは「環境教育のためのワークショップ」です。このコーナーでは、桜祭りに過去2回参加しているマキグチ・グループによる子供向けのワークショップが併設されます。
また、社会的労働と分別収集や代替品による芸術活動組合(Cooperaacs)によってリサイクルされた材料を用いた展示も行われます。この組合は、クリスマス(ナタル)の時期にサンパウロ市のコンジュント・ナシオナル・ビルの正面の飾り付けをする事で知られています。
このコーナーでは、盆栽や生け花の展示や、茶道の御点前も行われます。
体育館では2013年の写真コンクールの優秀作品の展示と、今年のコンクールの受付が行われます。優秀な作品にはフジフィルム社提供のカメラ3台が賞品として贈呈される上、次の年の桜祭りのポスターを彩る可能性があります。今年の桜祭りのポスターには、マテウス・サンタゴスチーニョ氏の作品が採用されました。
会場が非常に広いので、この祭りを最大限に楽しんでいただけるよう、実行委員会では、第一会場と第二会場の間を走る無料の乗り合いバス3台(会場ではトレンジーニョと呼ばれます)を用意しています。もちろん、立ち止まって池のほとりの風景や桜の木の写真を撮るを好まれる方は徒歩で会場を回る事も出来ます。
桜祭りの会場に着くには
聖市にお住まいの方は、専用のバスを利用する事が出来ます。料金は30レアルで、事前に文協事務局で乗車券を入手しておく必要があります。バスの出発地点は聖市リベルダーデ区サンジョアキン街381番の文協ビル前(最寄の駅は地下鉄サンジョアキン駅)です。詳細を尋ねたい方は(11)3208-1755までお電話ください。
バスの時間表は以下の通りです。
6月28日(土) | 6月29日(日) |
1 – 行き 8時、帰り 16時 | 1 – 行き 8時、帰り 16時 |
2 – 行き 8時30分、帰り 16時30分 | 2 – 行き 8時30分、帰り 16時30分 |
3 – 行き 9時、帰り 17時 | 3 – 行き 9時、帰り 17時 |
車で来場される方は、現地に駐車場があります。駐車場の料金は20レアルです。また、駐車場を利用し、テレビが当たる抽選への参加をご希望の方は、駐車券に必要事項を記入した上で食の広場1に用意された抽選箱に投入してください。
桜祭りは伯日文化社会統合協会の主催で、スポンサーはホンダ、サクラ、東京会場、アウファ・アリメントス、ブラジル麒麟の各社です。
このイベントは、聖州文化局、サンロッケ市市役所、在聖日本国総領事館、JICA、ブラステル、フジフィルムの後援を得て開催されています。
イベントの運営は、ブラジル日本文化福祉協会(文協)と、地域のニッケイ団体であるヴァルジェン・グランデ・パウリスタ文化体育協会、マイリンケ文化協会、国士舘マレット・ゴルフ協会、コチア青年連絡協議会の協力のもとで行われています。