第6回FBI 文協統合フォーラム

5 FIB11月15・16日の2日間に渡り、第6回目となるFIB(文協統合フォーラム)が開催されます。今回は、ブラジルと日本の絆と無限大にある可能性をテーマに、率先して活動する、活性化を目指す日系団体の方々が集います。

フォーラムでは、3つの観点(外から中、中から外、そして両方の観点から良い部分を取り入れ実行に移す)から講演が実施されます。その講演から得た考えをもとに、参加者はワークショップで与えられて課題に取り組みます。

025先陣を切って、外から中という観点では梅田邦夫駐ブラジル日本国特命全権大使が「ブラジルと日本の交流の展望」について講演を行います。続いて、「日本人から見た日系人」をテーマに、元ソニー株式会社専務・ソニーブラジル代表取締役で、現在海外日系人協会常務理事を務めます森本昌義氏が講演を行います。

中から外という観点では、精神科医・千葉イサミ氏が「ブラジル教育と日本文化の影響」について日系人の特色や自身の経験をもとに講演を行います。

アリムラ・ヘンリ・ユウゾウ氏は日系人の強みにスポットを当て、これから期待することやどのような機会が持てれば、ブラジルと日本の繋がりにある無限大の可能性を引き出し、活性化できるのかについて講演を行います。

参加者は各講演をもとに、以下の4つのワークショップを行います。
1 これからのブラジルと日本の交流の展望
2 交流を深めることによって、どのような結果が生まれるのか
3 ブラジルと日本の交流の活動報告
(希望の家、文協青年委員会、ソロカバーナ地区で開催されたFBI)
4 全体を通して、どのようなプロジェクトを立てるべきか

135上記の講演他、ブラジル国内で日本酒の本を執筆し、日本酒のソムリエでもあるイシイ・セウソ氏による、「日本のお酒」について講演が行われます。講演内では日本酒や梅酒の試飲も実施される予定です。

250FIB主催委員長である西村ヒカルド氏は、「第6回目となるFIBが、各地域で活躍している方々の新たなモチベーションとなり、それぞれの参加者が新しいビジョンを持ってこれまで以上に日本文化の維持に努め、ますます日本とブラジルの繋がりの強化できれば」と述べています。

第6回目FBIはサンパウロ大学生援護連盟(ABUNI) 、ブラジル日本青年会議所(ASEBEX) 、日本留学生研修員ブラジルOB会(JCI BRASIL- JAPÃO)、文協青年委員会(SEINEN BUNKYO) の協力のもと開催されます。

千葉イサミ:2004年、ブラジル世論調査・統計機関であるIBOPEが行った調査では、千葉氏はブラジルでもっとも評価の高い精神科医として上げられた。またその当時は、ジークムント・フロイト氏、カール・グスタフ・ユング氏に次いで、精神科医として3番目に高い評価を得て、世界でも認められています。

森本昌義:東京大学法学部を卒業、ソニー初のアメリカ進出となったサンディエゴ工場を立ち上げ、副工場長の任務に着く。ソニー株式会社専務・ソニーブラジル代表取締役、アイワ社長、株式会社ベネッセコーポレーション社長兼CEOを歴任し、現在はM.Pro-Consulting 代表取締役社長であり、海外日系人協会の常務理事を務めています。英国の国立ウェールズ大学経営大学院MBA(日本語)プログラムのCSR担当講師でもあります。

アリムラ・ヘンリ・ユウゾウ:鹿児島大学で経営学を、ESPMでマーケティングを学び、サンパウロ総合大学ではMBAを取得。KPMGの会計コンサルタントを担当し、Aoki LtdaとAK&Partnersの理事も勤めました。現在はDebrito Propaganda の理事を勤め、南米在住のアジア人顧客の担当責任者を担っています。

イシイ・セウソ:ブラジルにおいては唯一、日本酒のソムリエの資格を持つ一人であり、日本では酒蔵で働く経験を持ちます。国際交流基金やブラジルバーテンダー協会を通じ、研修・講演・講義を行ってきました。サンパウロ市が主催した、「Japão á Brasileira 」のイベントにも招待をされています。酒の知識を伝える活動をレストランや酒屋などでも実施しています。

第6回FIB(文協統合フォーラム)
テーマ:ブラジルと日本の繋がりにある無限大の可能性
日 時:11月15(土)16(日)
場 所:ブラジル日本文化福祉協会
Rua São Joaquim,381 – Liberdade – São Paulo – SP
お問い合わせ:(11)3208-1755

プログラム

2014年11月15日(土)
07:30 – 朝食
08:00 – 開会 / 記念写真
08:45 – オープニング – ブラジル神楽保存会
09:00 – ブラジルと日本の交流の展望–梅田邦夫駐ブラジル日本国特命全権大使
09:30 – 日本人から見た日系人–森本昌義
10:30 – ブラジルと日本の交流の必要性 – アリムラ・ヘンリ・ユウゾウ
11:00 – ワークショップ1
13:00 – 昼食
14:00 – ワークショップ 2
16:00 – ブラジル教育と日本文化の影響–千葉イサミ 千葉イサミ先生 講演会中止のお知らせ
17:30 – ワークショップ 3
19:30 – ホテルへ
19:45 – 日本のお酒– イシイ・セウソ
20:15 – 食事

2014年11月16日(日)
08:00 – 朝食
08:30 – 新たな一歩 – アリムラ・ヘンリ・ユウゾウ
09:30 – ワークショップ 4
11:00 – プレゼンテーション
12:00 – 参加者感想
12:30 – スポンサー挨拶
13:00 – 参加証明書の贈呈
13:30 – 閉会
14:00 – 昼食

主催:ブラジル日本文化福祉協会(文協)
スポンサー:
宮坂国人財団
GEMA旅行社会
Y.YAMADA スーパーマーケット
サルヴァドールアレーナ財団
AVANCE人材派遣
白鹿
TRADBRAS 貿易
サクラ醤油
トヨタ自動車
松原ホテル
アルファ食品

協力:
サンパウロ大学生援護連盟(ABEUNI)
インテル会館(INTER KAIKANS BENEFICIENTE)
文協青年委員会(SEINEN BUNKYO)
ブラジル日本青年会議所(ASEBEX)
日本留学生研修員ブラジルOB会(JCI BRASIL-JAPÃO)

ニュース

報告:JICAとブラジルに日系社会における「未来への団結」連携協力覚書署名式

写真:左から清水享在聖総領事, 援協・税田会長,文協・石川会長,県連・市川会長,JICA・江口所長 Foto Bunkyo 「今回の式典は、JICAとブラジル日系団体との関係強化の重要な節目となるものです。今後の交流事業の活性化により、日系社会と日本の関係がさらに深まることが期待されます。」 これは、2月29日に行われたJICAとブラジル日系3団体(文協、援協、県連)との連携協力覚書署名式で挨拶に立った石川レナト文協会長の挨拶の言葉です。

続き

訃報:ブラジルヤクルト元社長 貞方賢彦氏

ブラジルヤクルト元社長で、文協評議員も務めた経験を持つ貞方賢彦(さだかた まさひこ)氏が22日サンパウロ市の病院でお亡くなりになりました。82歳でした。通夜は23日にセミテリオ・ダ・パスで行われました。初七日および四十九日については未定。 貞方氏は、ブラジルヤクルト商工(株)設立メンバーとして同社発展のみならず、ブラジル日本商工会議所会頭として進出企業支援に貢献した数々の功績が認められ、日本国より平成30年(2018年)に旭日双光章が贈られました。当時文協貴賓室において祝賀会を開催し、日系社会全体でその受章を祝いました。≫≫≫報告:2018年秋の叙勲祝賀会 貞方氏の主な活動につてはブラジル日報をご覧ください。≫≫≫訃報=ブラジルヤクルト元社長 貞方賢彦さん 心よりご冥福をお祈りいたします。

続き

毎月第1水曜日は「文協シネマ&フリマ」の日🎥4月は3日!

毎月第1水曜日に開催する「文協シネマ&フリマ」(シネマの共催:国際交流基金サンパウロ事務所)。2024年4 月は3日(水)です!みなさまのご来場をお待ちしております。 【文協シネマ】 映画名:まあだだよ (監督:黒澤 明)日 時:2024年3月6日(水)13時~場 所:文協ビル大講堂料 金:無料※ポルトガル語字幕付き  映画詳細≫≫≫キネマ旬報WEB

続き

2º Online Live Palestra-テーマ:アニメ ソング ダンスから見る日本の心 13/abril 16h~

ブラジル日系社会を担うリーダー育成プログラム 既にご存知のように、ブラジル日本移民116周年を迎えた今日、その子孫は約200万人を数えるまでになりました。しかしながら、時の流れと共に日本語を理解しその精神文化に精通する日系人は著しく減少しているのが現状です。それに伴い、ブラジル全土に広がる約400の日系団体は、今後のブラジル日系社会を支える次世代の後継者育成が急務との、共通の課題を有しております。 そこで文協国際交流委員会では、後継者にとって必要なことは先ず祖国「日本」を知ることに始まると考え、昨年より毎月一回、合計11回のオンライン勉強会を開催したところ、大変好評であったため、本年も引き続き開催することと致しました。(2か月に1回 / 第2土曜日)もちろん、日本文化に関心のある非日系人の方々の視聴も歓迎しています。

続き