来る7月21日(金)午後6時半より文協貴賓室にて下地幹郎衆議院議員による4世ビザに関する説明会「日系社会と4世の新しい役割」~A comunidade nikkei e o novo papel da quarta geração~を開催します。
昨年6月に日系社会は当時の梅田駐ブラジル大使に対し、6団体の連名で日系4世の在留資格に関する要望書を提出いたしました。
その後、9月に行われたCIATEのコラボラドーレス会議では日系3世・4世の意識調査の結果が発表され、10月の日系人大会においては、4世以降の世代に在留資格で配慮を求める旨の大会宣言が採択されました。
本年2月2日の衆議院予算委員会において、下地幹郎衆議院議員がこの問題を取り上げ、安倍総理大臣が「日系4世の皆さんの熱意にも答えていく必要が日本人としてあるのではないか。4世の皆さんにどういう対応ができるかということをもっと前向きに検討していきたい。」と積極的な答弁をされたのを契機として、日本政府内部においても検討が具体化し、本年5月9日に公表された中南米日系社会との連携に関する有識者懇談会報告書においては「4世以降の世代にも、在留資格について特別な施策を検討すべきである」とされ、翌10日に自由民主党一億総活躍推進本部がまとめた「一億総活躍社会の構築に向けた提言」においては、「(1)日系4世を日本で受け入れ前段階で、現地での日本文化並びに日本語学習環境を整備する。(2)日系4世が日本文化と日本語を学べるよう『新しいワーキングホリデー』ともいうべき、制度を確立する。例えば、労働時間に制約をつけない2年間の日本語学習を責務とし、地方自治体や地域が受け入れやすい環境を整備する。(3)日系4世の将来の在留資格のあり方については、『新しいワーキングホリデー』の下、実施状況を確認しながら、議論を開始することとする」とされるなど、各方面から積極的な提言が行われています。
今後日本政府においても、この問題についてのパブリックコメントの募集など制度化に向けた手続きが進んでいくと思われますが、本説明会はそれに先立って、検討が具体化する契機を作っていただいた下地幹郎衆議院議員から、日系4世以降の世代の受け入れに関する日本における議論の状況と、議員自身のお考えになっていることを伺い、また同時に立法府の一員である議員にわれわれ日系社会の意見をお聞きいただく貴重な機会であると思います。
下地幹郎衆議院議員は沖縄県出身で、現在は日本維新の会に所属しています。当選回数5回を数え、国務大臣も務められた経験豊富な政治家です。
どうぞ、ふるってご参加いただくようお願い申し上げます。
説明会の参加ご希望の方は国外就労者情報援護センター(CIATE)に電話でお申し込みください。
下地幹郎衆議院議員説明会
「日系社会と4世の新しい役割」~A comunidade nikkei e o novo papel da quarta geração~
日時:2017年7月21日(金)午後6時半~(6時受付開始)
場所:ブラジル日本文化福祉協会 貴賓室2F
Rua São Joaquim, 381 – Liberdade – São Paulo – SP
(地下鉄サンジョアキン駅近く)
※入場無料、日ポ両語で行います。
お問い合わせ:国外就労者情報援護センター(CIATE)、 (11)3207-9014まで
共催団体:
ブラジル日本文化福祉協会
サンパウロ日伯援護協会
ブラジル日本都道府県人会連合会
ブラジル日本商工会議所
日伯文化連盟
国外就労者情報援護センター