田中慎二回顧展のお知らせ

記:2019年9月13日
☆ブラジル日本移民史料館からのお知らせ☆
田中慎二 回顧展 ~a liberdade de viver a arte em vários mundos~

 

  期 間:9月7~12月8日(日)
  場 所:ブラジル日本移民史料館9階
      (入場は7階から)
      火~日 13時~17時 / 月-休館
  入場料:16レアル
     ※60歳以上、学生(要学生手帳)、子供(5~11歳)は8レアル※5歳未満無料

 

 

ブラジル日本移民史料館(山下リジア玲子運営委員長)は、画家でもあり、イラストレーターでもあり、またコロニア史研究家でもあった故田中慎二氏の一周忌を記念した回顧展『田中慎二 回顧展 ~a liberdade de viver a arte em vários mundos~(様々な世界で芸術に生きる自由)』を開催しています。

この回顧展では、田中さんが長年にわたって描きためた水彩画、油絵、イラスト、スケッチ画、新聞の風刺画など100点に及ぶ作品が展示されています。

 

田中さんは多摩美術学校に入学するも中退し、兄に誘われて1955年にボリビアの第1回西川移民としてサンフアンへ入植。5年後にブラジルへ移住し、旧パウリスタ新聞社入社。その後、宮尾進編集長(故人)の下でコチア産業組合機関誌の『農業と共同』誌やコペラソン出版『ブラジルの農業』誌に勤務し、イラストなどを多数手がけました。

田中氏と文協との関わりも深く、ブラジル日本移民史料館開設時には館内のイラストやデザインを担当し、『文協40年史』『文協50年史』を出版する際は執筆、編集および表紙、装丁、にも携わりました。

文協以外にも『援協40年史』『半田知雄-その生涯』『ブラジル日系美術史』『人文研研究叢書』『ブラジル日本移民・日系社会史年表』などの編集・出版に加え、長野県人会や兵庫県人会の記念誌なども手がけるなど、ブラジル日系社会にとって、なくてはならない人物でした。

5 shinji capas

また2017年に自費出版し好評を得た自作文画集『アンデスの風』は田中さんの代表作の一つとなり、日本移民史を記す上でも、貴重な一冊となっています。
しかし100冊限定出版だったためすぐに完売。
惜しむ声が多く聞かれたため、今回改めて同氏の作品を多数収録したカタログを作成し、移民史料館にて販売しています。(88ページ/70レアル)

お問い合わせ:ブラジル日本移民史料館(11)3209-5465

 

 

ニュース

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第34回サロン文協現代美術展  期 間:2024年11月24日(日)~12月8日(日) 時 間:月~金 13時~18時    土、日 10時~18時場 所:文協ビル 文化スペース    Rua Galvão Bueno 596,

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訃報:破魔 幸一郎 氏

2024年11月20日に、破魔幸一郎氏がお亡くなりになりました。91歳でした。 サンパウロ州マリリア市に生まれた幸一郎氏は、工業技術者であり、経営学を専攻し大学院も修了しました。同氏は父親の破魔六郎氏に倣い、生涯においてブラジル日系社会における子弟教育や日本文化継承のための活動に尽力し、ブラジルにおける日系社会の地位向上に大きな貢献を成しました。 幸一郎氏は1953 年に、サンベルナルド・ド・カンポ市にあるアルモニア学生会創立に尽力した、力行会の会長でもあった父六郎氏の仕事を引き継ぎました。1981 年から

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「あなたの名前で詐欺が行われ、日本の●●県警から逮捕状が出ている」と言ったような大使館職員を装った振り込め詐欺にご注意下さい。

在サンパウロ日本国総領事館からのお知らせ 【注意喚起】大使館職員を装った振り込め詐欺(特殊詐欺) 詐欺師「あなたの名前で詐欺が行われ、日本の●●県警から逮捕状が出ている。」 ○11月1日以降、在ブラジル日本国大使館の職員を名乗る者から電話で送金を求める振り込め詐欺の被害報告が複数寄せられています。○身に覚えのない不審電話を受けた場合には、詐欺の可能性が極めて高いと考え、金銭や個人情報を絶対に提供しないよう、冷静に対応してください。○日本の公的機関(大使館・総領事館・警察など)が、在留邦人の方々に逮捕を示唆して、金銭を求めることはありません。 1 事案概要 11月1日以降、ブラジル各州から特殊詐欺が疑われる事案の報告が相次いでいます。犯人は在ブラジル日本国大使館の電話番号を偽装表示し、日本語で「あなたの名前で詐欺が行われ、日本の●●県警から逮捕状が出ている。」などと嘘の話で金銭や個人情報を要求するなど、極めて巧妙かつ悪質な手口をとっています。また、被害報告はゴイアス州、セアラ州、サンパウロ州、パラナ州にまで及び、ブラジル全域に被害が広がることが懸念されます。

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