8月14日、エスペランサ婦人会 倉持恵美子会長は、文協貴賓室にて「エスペランサ婦人会創立70周年記念式典」を開催しました。
壇上には、在聖総領事館を代表し楠彰首席領事の楠聡子夫人、文協の石川レナト会長、援協の与儀昭雄会長、宮坂国人財団の西尾ロベルト義弘理事長、商議所を代表して野村アウレリオ聖市議、県連の山田康夫会長、希望の家福祉協会の下本明美ジルセ理事長、こどものそのの頃末アンドレ理事長、救済会の佐藤直会長、ABEUNIのオノナオミ副会長、赤星式メソッドボランティア協会の木村ジョージ理事長ら共に、エスペランサ婦人会副会長らや婦人会内の各教室の先生方が上がりました。
ステージを取り囲んで、既に昼食の準備が整えられたテーブルには、約100名のゲストらが座っていました。
式典は、まず先亡者会員の方々への黙祷から始まりました。
続いて、コロニア文芸の草分け的存在である古野菊生氏が作詞し、戦後のラジオアナウンサーである菊地啓が作曲したという由緒ある会歌が斉唱されました。
倉持会長が感謝の言葉を述べた後、各団体のリーダーたちより祝辞が送られました。
90歳以上の婦人会会員13人に対し記念品が贈呈され、ケーキカット、乾杯に続き、和やかな昼食会へと進みました。
「Esperança(希望)」70年前に植えられた種
エスペランサ婦人会は、日系婦人団体の中で最も長い歴史を持っています。
この会の初代会長はオノ・ツヤ夫人(ポルトガル語の有名な教師、バストス市長の木村武夫夫人)で、社会文化活動を発展させることを目的としていました。
会として正式に登録されたのは1949年ですが、実際の活動はそれ以前に始まっていました。
しかし第二次世界大戦が勃発、婦人会は閉鎖を余儀なくされました。
終戦後、第二次大戦で荒廃した祖国日本へ救援物資を送るための活動を機に、正式に会として登録されました。
2004年1月、新しいブラジル民法の要件に準拠し「エスペランサ女性慈善協会」と名称変更、活動の幅も広げました。
現在は、バザー、フェジョアーダ昼食会などを行って資金を集め、他の慈善団体や福祉団体と協力し、社会的およびレクリエーション的支活動を通じて女性や高齢者の支援にも取り組んでいます。
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