訃報 鈴木正威氏

サンパウロ人文科学研究所(人文研)理事、所長、顧問を歴任された鈴木正威氏が、2020年4月18日の朝、心臓発作のためお亡くなりになりました。88歳でした。

鈴木氏は今年1月末に脳梗塞で入院、その後退院され自宅療養中でした。

鈴木氏はスマコ夫人との間に、ご子息のセイイチ氏、アンジェロ・ジュンイチ氏、マルシオ・シュウイチ氏を授かり、お孫様、ウンベルト・マサオさん、アウグスト・アキラさん、クリスティーナ・カオリさんに恵まれました。

埋葬は家族のみと制限されているため、新型コロナウイルス感染症パンデミックの終息後にお別れ会を開く予定です。

なお、お悔みのメッセージは人文研contato@cenb.org.brで受け付けております。

鈴木正威氏 略歴

1932年中国山東省青島市に生まれる。

戦後日本へ引き上げ、早稲田大学政治経済学部経済学科卒業、59年にあるぜんちな丸でブラジルへ移住。

ブラジルでは、兄のミネムラマサミツ氏と共に、日本から本、教材、辞書、絵の具などを輸入する会社を経営。

92年に、生まれ故郷の中国へ戻り、家庭用食品産業機械の会社を運営。

その後ブラジルへ戻り、 日本語教科書慣行委員会事務局長、日本語普及会事務局長、日伯文化連盟理事を歴任し、1998年より人文研の活動に専念。同所の所長、事理長、顧問を務めました。

このように、常に移民社会研究の普及や日系社会調査などに携わり、若手研究者の育成に尽力され、人文研存続の支柱として大きく貢献されました。

著書に『鈴木悌一 ─ ブラジル日系社会に生きた鬼才の生涯』、『眠りを覚ました十二億の民 ─ 中国烈日 ─ 』等があります。

在りし日の鈴木氏

故 脇坂勝則氏(左)と共に
ブラジル日本移民史料館9階にて (手前のグレーの背広が鈴木氏)
ブラジル日本移民史料館にて同館の山下リージア委員長と共に

心よりご冥福をお祈りいたします。

ニュース

祝祭日3月29日,31日の運営について

日頃より当会に対し格別のご愛顧を賜り、厚く御礼申し上げます。2024年3月29日(金)の聖金曜日および、31日(日)の復活祭における当会関連施設の運営は以下となります。よろしくお願いいたします。 📌 お問合せ文協事務局:(11) 3208-1755図書館:(11) 97522-6101ブラジル日本移民史料館:(11)

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報告:JICAとブラジルに日系社会における「未来への団結」連携協力覚書署名式

写真:左から清水享在聖総領事, 援協・税田会長,文協・石川会長,県連・市川会長,JICA・江口所長 Foto Bunkyo 「今回の式典は、JICAとブラジル日系団体との関係強化の重要な節目となるものです。今後の交流事業の活性化により、日系社会と日本の関係がさらに深まることが期待されます。」 これは、2月29日に行われたJICAとブラジル日系3団体(文協、援協、県連)との連携協力覚書署名式で挨拶に立った石川レナト文協会長の挨拶の言葉です。

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訃報:ブラジルヤクルト元社長 貞方賢彦氏

ブラジルヤクルト元社長で、文協評議員も務めた経験を持つ貞方賢彦(さだかた まさひこ)氏が22日サンパウロ市の病院でお亡くなりになりました。82歳でした。通夜は23日にセミテリオ・ダ・パスで行われました。初七日および四十九日については未定。 貞方氏は、ブラジルヤクルト商工(株)設立メンバーとして同社発展のみならず、ブラジル日本商工会議所会頭として進出企業支援に貢献した数々の功績が認められ、日本国より平成30年(2018年)に旭日双光章が贈られました。当時文協貴賓室において祝賀会を開催し、日系社会全体でその受章を祝いました。≫≫≫報告:2018年秋の叙勲祝賀会 貞方氏の主な活動につてはブラジル日報をご覧ください。≫≫≫訃報=ブラジルヤクルト元社長 貞方賢彦さん 心よりご冥福をお祈りいたします。

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毎月第1水曜日は「文協シネマ&フリマ」の日🎥4月は3日!

毎月第1水曜日に開催する「文協シネマ&フリマ」(シネマの共催:国際交流基金サンパウロ事務所)。2024年4 月は3日(水)です!みなさまのご来場をお待ちしております。 【文協シネマ】 映画名:まあだだよ (監督:黒澤 明)日 時:2024年3月6日(水)13時~場 所:文協ビル大講堂料 金:無料※ポルトガル語字幕付き  映画詳細≫≫≫キネマ旬報WEB

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