ご視聴ありがとうございました-「ブラジルの祭り」



2月10日夜、文協文化まつり委員会は5月22日、23日に開催を予定している「第15回文化まつり」への導入イベント第1弾として「ブラジルの祭り」と題したライブを配信しました。

詳細はコチラ:ライブ配信「ブラジルの祭り」2月10日(水)20時~

このライブ配信に招待された、国内6ヶ所の代表者らが、それぞれの都市で開催されている日本祭りについて語りました。
(コーディネーター:文協青年委員会/文協文化まつり委員会委員のタケハナ・パトリッシア)

リオグランデ・ド・スル州のポルト・アレグレ市 の日本祭り

まず、リオグランデ・ド・スル州のポルト・アレグレ市で開催される日本祭り組織委員会の副委員長であるキャロル・アヤコ氏が「2019年の日本祭りには約5万人の来場者がありました。昨年はCOVID-19パンデミックの影響を受けてオンラインでの開催となった日本祭りでしたが、約3万回の視聴回数がありました。これは全国的規模の視聴回数と言えると思います。」と話しました。 




マナウスのジャングル祭り

マナウスで開催された「ジャングルまつり - アマゾンの日本文化と美食の祭典」の主催者であるトミオカ・エリカ氏は「アマゾン日本人移民90周年を記念して2019年に開催したこの祭りには、初開催にもかかわらず約3万人が来場しました。この祭りを移民100周年を見据えた年中行事にしてはどうか、という計画段階においてパンデミックがおきてしまったため、2020年度はオンライン開催にまでは至りませんでした。」と話しました。

ノルデステ(北東伯) の日本祭り

サルバドール日伯文化協会(ANISA)を中心に、ノルデステ(北東伯)にある数々の日系団体が団結して開催するこの日本祭りを代表し、ANISAミズシマ・ロベルト会長が参加。「このイベントは30年前に盆踊りとし開催したのが始まりです。その後2007年に、ブラジル日本移民100周年の前祝いとして祭りの規模を拡張し現在の形となりました。2019年には約5万人の来場者がありました。 ノルデステの住人の90〜95%が外国人の子孫で構成されていることを考えると、バイーア州のすべての日系人が参加していると言っても過言ではありません。」と話しました。


ゴイアスの盆踊り

ゴイアス日伯協会の副会長であり、「盆踊りゴイアス」フェスティバル組織のメンバーであるマスダ・レオナルド氏は「2021年にこのイベントは25年周年目を迎えます。」と話しました。 続けて「ブラジルの日本大使館共催のこの盆踊りは、市の公式カレンダーの一部に組み込まれており、約530人のボランティアが参加しています。 昨年、盆踊りはドライブイン形式(約200台が集結)とオンライン配信(9カ国以上から視聴回数約6万回)を組み合わせて開催しました。」と話しました。


モジ・ダス・クルーゼス市の「秋祭り」

モジ・ダス・クルーゼス市の「秋祭り」の総合コーディネーターの一人であるアオヤギ・ダニエル氏は、「この秋祭りは収穫祭として1986年から毎年4月に開催されています。」と紹介しました。「さまざまなアトラクションが集結し、来場者は約10万人で、この地域で最大の日本文化イベントと見なされています。昨年はパンデミックの影響で秋祭りが延期となり、代わりに開催した2つイベントが大成功を収めました。ひとつは、モジ文協スポーツセンターのスペースを利用して開催したドライブインシアターです。3日間で5回上映したところ合計約1,100台の車が来場しました。もうひとつはFacebookとYoutubeでライブ配信(録画あり)を行いながら開催した『持ち帰りすき焼き祭り』が好評でした。 」と 話しました。


文協の文化まつり

文協の文化まつり委員会委員長のカトウ・タカユキ氏は「昨年オンラインによって開催した文化まつりは約2万回の視聴回数があり、米国や日本を含む世界各国の方が視聴しました。これはとても良い経験となり、学ぶことも多くありました。今年も引き続きオンライン配信にも力を入れたいと思っています。」と話しました。




主催者への質問コーナー

ひととおり各地の代表者がそれぞれの祭りを紹介した後は、フランクな形式の質問コーナーになりました。
視聴者から届いた質問は次の通りです。
●裏方の立場だからこそ話せる印象に残った出来事や面白い話を聞かせてほしい
● 人気のアトラクションや食べ物は何ですか
● ハイブリット・フェスティバル(オンラインと対面の両方)の開催は可能だと考えていますか
● 地域限定の食べ物やアトラクションはありますか
● 祭りのボランティアを続けている理由は何ですか

石川レナト文協会長のあいさつ

このライブ配信に最初から参加していた文協の石川レナト会長は、最後に「皆さんがこうやって日系社会のためにボランティアとして参加してくれることは大変嬉しいことです。」と話し「これらの日本祭りの大多数の来場者が「非日系」であるという事実を考えると、私達が日本文化の紹介と普及に対し大きな貢献をしていることは確実で、これは非常に満足のいくものです。」と強調しました。

配信を見逃した方はこちらからご覧ください。(ポルトガル語のみ)
ブラジルの祭り

ニュース

2025年度🎍新年祝賀会🎍

写真:石川レナト会長と小室千帆在聖首席領事 サンパウロ市制記念日でもある1月25日(土)、文協の入り口には、文協いけ花委員会が準備した伝統的な門松が飾られ、新年の到来を祝いました。 ブラジル日系主要5団体(文協、援協、県連、日文連、商議所)、そして在聖日本国総領事館の協力によって毎年開催するブラジル日系社会恒例の新年会は、本年も和やかな祝賀ムードの中、文協ビル2階貴賓室において、ブラジル日系団体の代表者ら120名が集まり開催されました。 本年2025年の新年会は、今年一年を通じて盛り上がることが期待される二つの記念行事「日伯修好通商航海条約130周年」と「文協創立70周年」の幕開けの意味も含まれました。 トミオカ・エリカ氏の司会進行のなか、文協女性コーラス委員会のメンバーが、指揮・吉田輝夫氏、ピアノ伴奏・イスラエル・マスカレニャス氏のもと、有名な新年の歌「一月一日」を披露したほか、「道はともだち」と「歌はともだち」を歌い上げ、新年の雰囲気を盛り上げました。

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ようこそブラジルへ!生稲晃子外務大臣政務官

2025年1月18日(土)、生稲晃子日本国外務大臣政務官のブラジルご訪問に対する歓迎式を、文協ビル9階にて開催いたしました。 開拓先没者慰霊碑参拝 歓迎式へご出席される前に、生稲外務大臣政務官は、まず、イビラプエラ公園にあるブラジル日本都道府県人会連合会が管理する開拓先没者慰霊碑を訪れ、祈りを捧げました。  日本館ご訪問 写真(左から):

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旧大正小学校開校110周年記念特別展「ブラジル日本語教育のあゆみ」2月28日まで@移民史料館 

JICAブラジル事務所・サンパウロ大学共催旧大正小学校開校110周年記念特別展 「ブラジル日本語教育のあゆみ」 旧大正小学校開校110周年記念特別展 「ブラジル日本語教育のあゆみ」    日 時:2025年2月1日~28日 ※一般公開は2月2日(日)から    場 所:ブラジル日本移民史料館8階        Rua São Joaquim, 381

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BUNKYO NEWS コロニア No.147

表紙の写真:2023年の第17回文協文化祭りの期間中に、 茶道裏千家ブラジルセンター林宗一代表の生徒である9歳の横畠 高橋アルツール君が、 公衆の前では初めてとなる、客をもてなす 「亭主」を務めている場面です。

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