令和4年 春の叙勲5管内中7人受章 石川レナト文協会長 旭日小綬章

令和4年春の叙勲受章者が発表されました。
ブラジル在住の方は5管内7人の方々が受章されました。
誠におめでとうございます。

(邦人叙勲:0名  外国人叙勲:7名)
在ブラジル日本国大使館 (2名=外国人2名) 在サンパウロ日本国総領事館 (2名=外国人2名) 在クリチバ日本国総領事館 (1名=外国人1名) 在マナウス日本国総領事館 (1名=外国人1名) 在レシフェ日本国総領事館 (1名=外国人1名)

在ブラジル日本国大使館推薦叙勲受章者 〈外国人叙勲〉

カルロス・マグノ・カンポ ス・ダ・ホーシャ旭日中綬章
70歳 , ゴイアス州フォルモーザ在住  国籍:ブラジル

(主要経歴)
元 ブラジル農牧研究公社総裁
元 ブラジル農牧研究公社セラード研究所長

(主な功績)
マグノ氏は、昭和63年から平成元年にかけて、セラード農業開発研究協力の実施機関であるブラジル農牧研究公社セラード研究所長として、ブラジルにおける農業の調査や最適な農業手法の確立について最前線に立ち指揮すると共に、日本、ブラジル側関係者との調整に尽力した結果、ブラジル中部地域のバイア州及びマット・グロッソ州におけるセラード農業の開発技術の適用、普及及び発展に成功した。

平成元年から平成2年にかけては、ブラジル農牧研究公社総裁として、セラード農業開発研究協力の円滑な実施のため、国、州、民間機関との調整に種々の努力をした結果、短期間での生産性向上や気象災害予測等に関する効果等の達成に寄与した。また、日本人とブラジル人の間に友情と信頼関係を芽生えさせ、その後の円滑な技術移転の基礎を築いた。
更に、平成8年から平成11年にかけては、セラード農業環境保全研究計画及びセラード環境モニタリング調査において、実施機関の長として、持続可能かつ環境に配慮した農業技術の開発のための課題解決に真摯かつ熱心に取り組み、環境インパクトを低減した資源保全型の総合的農牧開発技術の確立を実現させた。この実績はその後公共財として広くブラジル国内に提供され、日本とブラジルの協力関係を広く世に知らしめる礎となった。


小原 彰】 旭日小綬
82歳 , サンパウロ州サンパウロ市在住  国籍:ブラジル

(主要経歴)
ブラジル予備役陸軍少将
元 第14自動車化歩兵旅団長
元 南東軍幕僚長
元 陸軍航空部隊司令官

(主な功績)
小原氏は、1995年、日系人として初のブラジル陸軍少将に昇進。日系人として初の陸軍将軍が誕生したことで、ブラジル社会における日系人の地位向上に貢献した。

1997年、南東軍幕僚長に就任、天皇皇后両陛下の訪伯の際の総括警備責任者として、両陛下の安全な訪問に貢献した。1998年から陸軍航空隊を統括する陸軍航空部隊司令官に就任し、2000年に退役。この他、天皇陛下謁見や皇居清掃を実施した日本派遣団の組織、大竹富江氏による移民100周年記念モニュメント建立実現のための寄付金の募集、サンパウロの福島県及び宮城県人会を代表して実施した東日本大震災による被災地訪問等、これまで日本と関わる多くの活動をとおし、日伯の友好関係強化に尽力した。

在サンパウロ日本国総領事館推薦叙勲受章者〈外国人叙勲〉

石川レナト】  旭日小綬
83歳, サンパウロ州バルエリ市在住  国籍:ブラジル

(主要経歴)
現 ブラジル日本文化福祉協会 会長
元 サンタクルス日伯慈善協会 理事長

(主な功績)
石川氏は、平成31年4月以降ブラジル日本文化福祉協会会長として、ブラジル国内における日本文化・価値観の維持及び普及に多大な貢献をしている。サンパウロ州近辺のみならず北東部バイア州などの地方理事への訪問や、第20回パンアメリカン日系人大会(COPANI)への参加など、国内外で幅広く活動し、日系人アイデンティティの強化とともに日系団体間のネットワーク作りに極めて大きく貢献した。パンデミック下においては、活動のオンライン化にいち早くかじを切り、日本文化の普及とともに若手抜擢の面で大きな成功を得た。

2021年の間、サンタクルス日伯慈善協会の理事長として、ブラジルで初めてトヨタ方式を導入するなど、医療提供の効率化やサービスの向上を図るための大胆な改革を進めた。また、ビジネスマンとしての手腕を発揮し、同協会の経営改善に成功。サンタクルス日本病院においては、案内に日本語表記を追記するなど、医療従事者の日本語対応能力の強化に努め、在留邦人・日系人の福祉の向上に貢献した。
1984年から2002年まで、NECラテン・アメリカ社において、取締役、副社長及び社長として重責を担い、ビジネスマンとしての才能をいかんなく発揮し、諸問題の解決や同社の発展に多大なる貢献を果たした。また、同社において初めての日系人社長として、ブラジル国における日系人の地位向上にかかる活動を行い、日伯両国間の親善交流の面で貢献した。


ロベルト・ジアネッチ・ダ・フォンセカ】 旭日小綬
72歳 , サンパウロ州サンパウロ市在住  国籍:ブラジル

(主要経歴)
元 貿易審議会局長
元 サンパウロ州工業連盟国際貿易局長

(主な功績)
ロベルト・ジアネッチ・ダ・フォンセカ氏はカルドーゾ大統領の第2期政権(平成11年~平成14年)中、平成12年から平成14年まで、国際市場におけるブラジル企業の生産性と競争力の向上促進のための政策と活動を実施・調整する任務を担うブラジル政府通商政策部門の責任者である貿易審議会(CAMEX)局長を務めた。CAMEX局長としての任期中、3回以上訪日し、エタノールや航空機の日本への輸出実現に取り組み、また、我が国外務省及び経済産業省との間で日伯経済連携協定(EPA)交渉につき協議・検討を推し進めるなど、日伯経済関係の深化において大きく貢献した。
また、同人は平成16年から平成25年12月まで約10年にわたり、サンパウロ州工業連盟(FIESP)の国際関係貿易局長を務め、ブラジル経済界きっての日本通として、日伯経済関係の強化に努めた。

在クリチバ日本国総領事館推薦叙勲受章者〈外国人叙勲〉

サチオ・カユカワ】 旭日小綬章
78 歳 , パラナ州アプカラナ市在住  国籍:ブラジル

(主要経歴)
元 アプカラナ市議会議長
元 アプカラナ文化体育協会会長

(主な功績)
アプカラナ市議会議員を史上最長となる7期にわたり務め、うち2期は議長を務めた。その間、同市最大規模のインフラプロジェクトや市内の交通事情改善に取り組み、同市の経済的発展に貢献。また、6月18日を「日本人移民の日」としてアプカラナ市の公式記念日に制定するために尽力したほか、市内の街路の名称を先人日本人移民の名前に改名する等、地域における日系人の地位向上及び対日理解の促進に貢献。
加えて、約10年間にわたりアプカラナ文化体育協会の会長を務め、その間にカユカワ氏が発案した「桜祭り」は現在ではパラナ州内外から多くの観光客が訪れる一大日本文化イベントとなっており、ブラジルにおける日本の文化・伝統の普及及び継承に貢献。また、パラナ州の姉妹都市である兵庫県内の高校・大学とアプカラナ市の農業学校との交流事業を30年以上にわたり支援しており、日伯二国間における農業分野での人材交流促進にも寄与している。

在マナウス日本国総領事館推薦叙勲受章者〈外国人叙勲〉

ムツオ・カネヒラ・サトウ】 旭日単光章
77 歳 , アマゾナス州マナウス市在住  国籍:ブラジル

(主要経歴)
元 エフィジェニオ・デ・サーレス移住地自治会会長
現 エフィジェニオ・デ・サーレス農業協同組合組合長

(主な功績)
マナウス市北辺のエフィジェニオ・デ・サーレス移住地において、長年に亘り同移住地自治会の活動に貢献した。自治会の会員が気軽に集えるスペースを確保するため、自治会館の施設及び運用の改善を行い、会員間の交流を促進したほか、会長就任中は、移住地に点在する各会員宅を自ら足繁く訪れ、会員間の連帯感を高めて更なる交流を促進することに寄与した。また、現地野球チームの監督を長年務め、野球というスポーツを通じて日本人の価値観や日本文化を広く普及させると共に、地域住民や他地域との交流を促進してブラジル社会との融和に貢献した。さらに、エフィジェニオ・デ・サーレス農業協同組合において、日本語を解さない移住者子弟の組合員とのコミュニケーション円滑化を図る取り組みを行い、同移住地日系社会の世代交代に向けた礎を築いた。同農協組合長として、農協の経営に係る諸問題にも対応した。

在レシフェ日本国総領事館推薦叙勲受章者〈外国人叙勲〉

アンジェラ・タミコ・サトウ・タハラ】 旭日小綬章
75歳 , バイーア州サルバドール市在住  国籍:ブラジル

(主要経歴)
元バイア州連邦大学看護学部教授

(主な功績)
平成2年、千葉大学大学院看護教育修士課程に留学し、翌年4月1日から平成6年9月30日まで東京大学客員助教授を務めた。日本滞在中、看護学に関する数々の研究結果を学会で発表、それら研究結果は専門誌等に掲載した。その後、日本で行った研究を更に進め、平成9年12月、ブラジルの看護学雑誌に論文を発表し、ブラジルにおける看護の質向上に大きく貢献した。平成10年12月、東京大学より博士号を取得。ブラジル国内において日本留学中の成果や経験を各州の医療関係者に伝達し続け、その一環として、平成11年5月、ブラジル保健省が実施したセミナーで日本留学中の成果や経験を基に、各州の医療関係者代表者等と意見交換を行い、日本の医療制度から学ぶべき点をブラジル全土に広めた。平成26年、バイア連邦大学看護学部主催で催された国際老人医療セミナーへ日本大学及び静岡大学の教授他を招聘し日本の老人医療及び健康保険管理の現状を広く伝えた。以上のように、看護分野における日本とブラジルの学術・人物交流の促進に大きく貢献した。

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