ご来場ありがとうございました!第25回文協桜まつり

「約2年間ものあいだ、家に閉じこもった生活でした。こうしてまた皆さんと、咲き誇る桜を見る日が訪れたことを心から嬉しく思います。」

文協副会長 西尾ロベルト義弘

西尾ロベルト義弘文協副会長は、7月9日(土)に行われたイベントの開会式においてそう述べました。
この言葉は、ここに集まった全員の心情を代弁したと言っても過言ではありません。

第25回文協桜まつりは7月2日と3日、9日と10日の計4日間開催され、約30万人の来場者でにぎわいました。
開会式には、ブラジル日系団体の代表者らをはじめ、文協の役員、サンロッケ市のマルコス・アウグスト・イッサ・エンリケス・デ・アラウージョ市長代理として、同市において観光、経済開発、スポーツおよびレジャーを担当するルイス・アメリコ・リザ・ジュニア氏、飯星ワルテル元連邦下院議員、西本エリオ元サンパウロ州議員が出席しました。

文協国士舘公園運営員会のウエダ・マサミ委員長は、このイベントに関わった全ての人々、特に、2月の段階から開催の為に準備に携わったボランティアらの尽力に対し、心から感謝の意を表しました。
そして集まった聴衆には「どうぞ、この第25回桜まつりを楽しんでください!」と呼びかけました。

サンロッケ市を代表してルイス・アメリコ氏は「このイベントは、サンロッケ市の観光分野において大変重要な位置を占めています。」と話し、「私はこのイベントを通して、後世に良きものを残していこうとする『遺産』という日本文化と価値観を学びました。」と述べました。

最後に、石川レナト文協会長の代理としてあいさつに立った西尾ロベルト義弘文協副会長は、まず、前日に衝撃をう受けた安倍晋三元内閣総理大臣の訃報に触れ、「日本と何ら変わらず、ここブラジルも深い悲しみに包まれました。日本だけでなく世界的にも偉大なリーダーを失いました。心より哀悼の意を表します。」と述べました。

続けて、本年はブラジル独立200周年であることに言及し、「それを記念して200本の桜の苗木を新たにここに植樹します。将来的には『千本桜』を完成させます。 それは私たちが後世に残す遺産です。」と話しました。
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桜の魔法

今年の桜まつりは4日間とも天候に恵まれ、暖かな気候の中での開催となりました。
公園内の400本の桜の成木は満開の花を咲かせ、訪れる全ての人々を魅了しました。

訪れた人々は、まるで桜の魔法にでもかかったかのように一様にリラックスした表情を見せ、思い思いの休日を過ごしていました。

「桜まつり」恒例の楽しみ

桜まつりは、四日間とも午前10時に始まり、午後5時まで続きました。
風景が1時間ごとに変化しているように見えたのは興味深いことです。
喧噪を避け、なるべく静かに桜を楽しみたい人は朝に来場しました。
お昼時には、ランチを楽しむことを目的に来場する人たちが加わり、食の広場は満杯となりました。
陽射しが強くなる午後、桜の木の下はちょうどよい日よけのスペースとなり、家族や恋人たちはゆっくりとくつろぎながら時を過ごしていました。

桜まつりの人気コーナー「フードコート」で食を楽しむ人々。

舞台では、様々なプレゼンテーションが繰り広げられました。

数々のアトラクション

ペット用のスペースも準備。

体育館の横にあるお茶室では、茶道体験。

日本文化体験ワークショップ

盆栽教室

展示販売に加えて、盆栽の手入れについてのワークショップも。

陶芸教室

陶芸家の石田オルガ氏および文協の工芸委員会のメンバーらによる陶芸教室。
風呂敷についてのワークショップも。

いけ花体験教室

いけ花の基本を、ガブリエル・エスピカルキス先生と生け花山月学校の生徒らが指導しました。

おりがみ教室

講師はクラウジア・タマキ氏。
折り「紙」を「布」にして作成したタイス・カトウ氏の作品も展示。

押し花教室

ミリアン・タツミ講師とそのグループによってワークショップが行われました。

パッチワーク教室

上辻イネス氏、平田リナ氏、上辻タイース氏らがワークショップを行いました。

書道教室

講師は横山エルシオ氏。

将棋&碁

子供からお年寄りまで楽しむことができます。

文協国士舘公園創立40周年およびブラジル独立200周年記念

体育館には、また別のアトラクションがあります。
入り口には、文協いけ花委員会によって作成された巨大な竹のアレンジメントが、来場者を出迎えました。


さらに、富士フイルム主催の文協桜まつりフォトコンテストにおける、これまでの入賞作品も展示されました。

その隣には、ブラジル独立200周年、文協国士舘公園(旧称/国士舘大学スポーツセンター)創立40周年、文協桜まつり第25回を記念した展示スペースを設置しました。


さらに、ステージでは、ブラジル日本移民史料館の所有するコレクションの中から着物を展示。

その他、スポンサーのHONDA社より交通マナーが学べる「ちびっこスペース」も提供されました。

このように、桜まつりは、小さな子供から大人、そしてペットまでが楽しめるように工夫を凝らして来場者を迎えました。

来年の桜まつりもどうぞお楽しみに!

第25回文協桜まつり

主催 : ブラジル日本文化福祉協会
共催:バルゼン・グランデ・パウリスタ文化体育協会
    マイリンキ文化協会
    国士舘マレットゴルフ協会
    コチア青年連絡協議会
スポンサー:
Honda
Yacima
Fujifilm
Hondatar Advogados
Nicom
Hortomix
Mirais
Ezetec
Café Fazenda Aliança
Fast Shop
Sansuy
Koga Autopeças
Estacenter Parking
Sakura
Organização King.

サポーター:
サンロッケ市役所
Seinen de Bragança Paulista
Waggn Purr
Comissão de Gastronomia
文協青年委員会
Au Life
Lam. Comunicação
ブラジル日報
Jornal Nippon Já
Yoshi e Associação Japonesa de Santos

協力:上原チアゴ(Jornal Nippon Já)
写真:Marcel Uyeta , Roberto Kakazu, Andréa Matsubara

**重要なお知らせ**
文協国士舘公園は、イベント時のみ入場が可能です。
イベント開催時以外での入場は受け付けておりません。

ニュース

報告:文協青年委員会-イザベラ新会長および新理事会役員就任式

写真:(着席者左から)文化祭り委員会パトリッシア委員長,清水享在聖総領事, イザベラ新会長,伊藤前青年委員会会長,石川レナト文協会長,頃末評議員会第一幹事 / (起立)文協青年委員会新理事会メンバー 4月6日のゆったりとした雰囲気の土曜日の午後、「炭坑節」が流れる盆踊り会場風に彩られた文協貴賓室に約120名の招待客が集まりました。 この日は、文協青年委員会新理事会の発足式であるとともに、サンキュー・プロジェクトのフィナーレでもありました。 この式典は、文協青年委員会メンバーの家族や友人だけでなく、林禎二駐ブラジル日本国特命全権大使からオンラインでのメッセージをお寄せ頂き、在聖日本国領事館の清水享総領事、JICAブラジル事務所の川村怜子次長の他、幾つかの日系企業の社長および日系団体の会長の出席も得るなど、大変名誉ある式典となりました。

続き

パッセイオ5月21日(火) 🚌 参加申込受付中!

イミグランティス・エコロジックパーク&ブラジル日本移民史料館を巡るパッセイオ 【日 時】2024年5月21日(火)8時~15時30分【料 金】一人150レアル(前払い)※貸切りバス(ガイド付き)、各所入場料込、弁当代込【申込方法】文協事務局 (11) 3208-1755(担当:ユウリ)までお電話ください お待たせいたしました!文協の会員拡充委員会が主催する大好評のイミグランティス・エコロジック・パーク&ブラジル日本移民史料館をめぐる次回のパッセイオは2024

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