4月13日、ジアデマ市の沖縄県人会運動場にて、広島、岡山、島根、鳥取、山口の中国地方五県の友人や家族・親戚が集まり、「第15回中国ブロック運動会」が開催されました。
前日の雨にもかかわらず、多くの人々、特に5県の日系ブラジル人団体の人々が、この楽しいイベントのためにブラジル沖縄文化センターにやって来ました。
湿って滑りやすくなったグランドゆえに参加者の安全性を心配した主催者は、大半の競技を屋根で覆われているゲートボール場に移動して行なうことにしました。長くて、引き伸ばしたときにゲートボール場に収まりきらない綱引きなどの競技は、外のグランドで行なわれました。
予想されたように、子供たちの徒競走、2人組みで行なうカニ競走、タイヤ転がし、お米の詰まった袋を投げて塔の上にある紙のボールを破裂させる鈴割り競技などでたくさんの転倒がありました。以前の場合と同様、主催者は子供たちが競技と競技の合間も楽しめるように、先生つきの図工や絵のワークショップも設けました。
運動会の活動は主に子供たちを対象としていますが、すべての年齢層の人を含めることができます。 これは、地域社会が主催する形式ばらないイベントであり、すべての人々の参加を必要としています。そのようにして、年齢や世代を超えた接点ができ、つながりが広がり、きずなが深まっていくからです。
この点で、中国ブロック運動会の5県の若者の参加は多くの人々の注意を引くとても美しいものでした。みんな、きちんとユニフォームを着て、主催団体に協力しイベントを盛り上げ、運動会終了後も基礎設備の片付けに従事しました。
最後の競技では、これらの青年部の若者たちが、たくさんの応援とすごい盛り上がりの中、激しいチームリレー競走に参加しました。
運動会のルールに従って、各競技に勝者がいますが、これは地域社会の統合イベントであるのですべての参加者が賞をもらいます。まさに、勝つこと以上に、参加することに意義があるのです。
なぜ中国ブロックなのでしょうか?
中国というのは、広島、岡山、島根、鳥取、山口の5県で構成される日本の地方名です。 日本の最大の島(本州)の西部に位置し、この地方は主要都市から比較的離れています。「中国」地方という呼び名の由来ははっきりしていません。一説には古代、畿内を中心に令制国を「近国」「中国」「遠国」に区別したとき、この地方のほとんどが「中国」に相当したからだとされています。
運動会
運動会は、スポーツをまとめたものを意味します。学校、会社(企業)、地域団体(地域社会)などの構成員あるいは関係者が一定のプログラムに従って行う体育的な行事。運動会は、みんなが参加でき、なにか特定のスポーツの実践者である必要はありません。老若男女、日頃運動していない方も楽しめる内容になっています。したがって、マルチスポーツ大会などを、運動会と翻訳することで合意しました。
日本では広く普及していて歴史と人気を持つ運動会ですが、たいてい9月、10月、11月などの秋に開催されます。 ブラジルでは、ほとんどの運動会は偶然にも南半球の秋と一致する、5月から8月の間に行なわれます。ブラジルでは日系ブラジル人団体において、特に日本語学校がある所で開催されます。